平成17年12月に(社)日本道路協会から『鋼道路橋塗装便覧』が発刊されていました.
LCC(ライフサイクルコスト)の事を考慮して,重防食塗装系を基本とした内容です.
また,旧塗膜の素地調整は,1種ケレン(ブラスト)で除去することが基本となっています.
単価の事もあって1種ケレン(ブラスト)というと,サンドブラストを行うことが多いようです.
このサンドブラストですが実は,ケイ砂を研磨材をノズルより噴射する作業ですので『粉じん作業』に規定されます.
‘㈱不二製作所 便利調 より抜粋<
そうなんです過去には,下水処理場のタンクのライニング材のはがしに使われていた工法です.
いまでは,ウォータージェットによる塗膜の除去に指定されいるようです.
鋼道路橋においての塗装塗り替えでは,ウォータージェット工法ですと橋の下面の養生などの問題や
当然,下地が鉄ですので塗膜がはがせても水の供給がされては,何のための防食塗装かわかりません.
なんどもかきますが,1種ケレン=ブラストです.
サンドブラストが『粉じん作業』ということですので,労働安全衛生法により粉じん障害防止規則を守らないといけません.
その内容ですが,局所排気装置およびプッシュブル型排気装置の設置が義務付けれています.
また,設置届けを当該工事の30日前までに届ける必要があります.
実際の橋の塗装の塗り替え工事においては,過大な仮設備が必要となり,実際の工事では,行われていないのが実情でないでしょうか?
研削材としての(サンド=)ケイ砂はとくに,ブラスト処理用非金属系研削材としては,じん肺の危険性が高いとしてISO規格の対象外としていたが平成19年には,JISの対象からはずされています.
そこでどうするのか>
乾式ブラスト施工(バキュームブラスト工法)です.これからの重要な工法となってきます.
http://www.kanshiki-b.org/
耐震補強工事以来,コンクリートの下地処理工法として工事実績も多くあり,これからの,現場塗装の塗り替え工事において重要な役割となりそうです.
実際サンドブラストの場合,研削材(ケイ砂)と旧塗膜が産業廃棄物の対象になりますが,バキュームブラスト工法では,研削材を回収するシステムですので旧塗膜材のみが産業廃棄物となります.
また粉じん内での劣悪な環境での1種ケレン作業は,品質保持(→LCCに繋がる)を考えれば粉じんがほとんどでない工法としてのニーズは,高まりそうです.
こちらをクリックすると塗装便覧(PDF)の解説が開きます.
In general, any exercise will now benefit a representative of the sagittarius monthly horoscope sign of Pisces.